臨床心理士資格認定コースに当たるため,実習等は必須科目になっています。
(詳しくは大学院ホームページでご確認ください。)
社会人の方の場合,恐らくは一旦お仕事をお休みいただく必要がでてきます。
そうでない場合でも,基本的に臨床と関連のないアルバイトとの両立はしばしば時間的・体力的に難しいと思われます。またゼミでは夏季に英語論文要約のホームワークがでます。
立命館大学以外の学部をご出身の方も歓迎いたします。
「心理学における研究法」「心理統計」「行動分析学」の知識は必要ですので予め基本だけでも学習しておいてください。
入学後は2年間,かなり時間に追われることになります。修士論文の計画は基本的に1年目の春学期中に固める方針で進めていきますので,ゆっくり吟味するよりも早いペースでできることをやっていくという進め方になります。
現在,原則的に研究室訪問は受け付けておりません。
ただし例外的に,当研究室で「夫婦/カップル」をテーマでの研究をご希望の場合は,一度メールでご相談ください。その際,以下の事項に沿ってメールをお願いします。
修士の2年間で,特定の心理療法(カップルセラピー,認知行動療法やACTなど)のスキルをマスターすることはまずできません。
ご本人次第ではありますが,セラピストとして成長していくための準備や基礎的な知識・発想については学ぶことができます。
また,三田村ゼミ自体がそうした共に学ぶためのコミュニティーとなっています。
入学後は,学会のワークショップに参加するなどして積極的にスキルの向上に努めましょう。
また,三田村ゼミに限っては修士1年と修士2年,博士後期課程の院生が合同で2コマ連続のゼミを行います(通常は修士1年と2年のゼミは別々に一コマずつなので,ゼミ参加の時間が他のゼミより長くなります)。
ゼミ独自で「夏休みの課題(英語論文の要約など)」があります。
カップル/夫婦の関係性,子育て(親子関係や親と周囲との関係),対人コミュニケーション(アサーションや心理面接のプロセス)に関わるものであれば,テーマは基礎的でも応用的なものでも基本的にはOKです。実験,多変量解析,単一事例デザインを用いた研究を中心におこないます。
研究計画は実行可能な内容になるよう心がけてください。
特に臨床的な研究対象に関してすでにご自身でフィールドを持っていない場合には,基本的に実現が難しいです。
例えば,引きこもり支援団体に所属しているなどでもなければ,引きこもりの人を対象とした研究は難しいと思われます
介入研究に関しては,参加者に負担やリスクが少ない,ご自身でその手続きを確実にこなせるなどの場合には,可能なこともあります。実際に介入研究を一事例でおこなった例があります。
まず実現不可能な例:PTSDの人にACTをする。
*なお行動分析学については,中鹿直樹先生,首藤祐介先生のゼミでも学ぶことで可能です。
博士後期課程の学生は積極的には受け入れておりません。研究テーマは現在は夫婦やカップルを対象としたテーマに限定しています。そのうえで本研究室への受験をお考えの方は「必ず」事前にご相談ください。